オンラインストレージのSugarSyncが全面有料化することについて
SugarSync Transitions to Paid-Only Service Model
…ということで、オンラインストレージ界隈では割と古参なイメージのあるSugarSyncがフリーミアムモデルを辞めて、Paid-Onlyなサービスに移行するらしい。
4~5年前はまだSkyDriveも(今のような形では)存在してなくて、Googleドライブも無かった。Dropbox、ZumoDrive、そしてSugarSyncとかのサービスを比べてあーだこーだ言っていた気がする。ZumoDriveが今年の五月に死に、SugarSyncが有料化したことで、当時と同じように無料サービスを提供しているのはDropboxだけになってしまった…。オンラインストレージ界隈の栄枯盛衰の流れは本当に激しいなあと感じる。
現在のところ存在するオンラインストレージサービスには、大きく分けて二種類あると思う。
1をやっているのはSkyDrive、Googleドライブ、そして(使ったこと無いけど)Copyとかだ。1みたいなサービスの多くは、追加容量がもらえる紹介システムを採用してネズミ講的にユーザーを増やしていくことが多い。
そして2をやっているのがDropboxだ。Dropboxは初期容量が(確か)2GBとかなり小さいのだけど、APIを整備してデベロッパーが利用しやすくしている。あと、ファイルの共有もかなり簡単に済むようになってる。
SugarSyncはそれなりの容量を無料ユーザーに開放していたことから、1の方向性を目指したのではないかと思う。確かに、当時はまだ競合サービスも少なかったわけだし、判断としては間違ってなかっただろう。
だけど時がたち、MicrosoftがSkyDrive、GoogleがGoogleドライブの提供を始めてしまった。彼らのような大手に同じことをやられたら、全く勝負にならないのは見えている。サーバーリソースも桁違いだし、そもそもの知名度からして差がつきすぎている。
そんな事情もあって、SugarSyncビジネスユーザー向けの全面有料化に踏み切ったのではないだろうか。
ちなみに、CopyってサービスもいずれSugarSyncと同じような運命を辿るのではないかと勝手に思っている。さて、どうなるだろうか。